CCNA WLANを詳しく
WLAN
みなさんがよく使う無線LANのことです。有線LANと比べ、複雑な配線が必要ないため、コストをかけず利用することができますが、セキュリティに気を付ける必要があります。
WPA/WPA2を利用することで未設定の機器からの接続を防ぐことができます。
WPA
現在主流になっているWLAN(無線LAN)のパスワード規格。通信セキュリティを強化する技術。鍵を固定せずに変化させることで、セキュリティを高めている。
自律型AP
接続機器の認証などもAP自身が行う。ネットワークが小さい場合に用いる。
集中管理型AP
電波の送受信のみを行う。ネットワークが大きい場合に用いる。
接続機器や設定の管理は
WLC(WLANコントローラ Wireless LAN Controller)が行います。アクセスポイントとWLANコントローラとの通信には
CAPWAPというプロトコルを使用します。

このように、APとWLCで役割を分ける場合は、
スプリットMACアーキテクチャと言う
スプリットMACアーキテクチャ
APとWLCで
役割を分ける方式。
リアルタイム性があるものは、APが行い、リアルタイム性がないものは、WLCがおこなう。
ネットワーク領域
BSS 単一のAPで構成されているネットワーク(Basic Service Set)
ESS 単一のBSSで構成されているネットワーク(Extended Service Set)
BSSID BSSの識別子(名前)。48ビットで、通常はAPのMACアドレスと同じものになる。
ESSID ESSの識別子(名前)。最大32ビットで、無線LANクライアントを扱うユーザーはESSIDを選択して、無線ネットワークに接続する。
ローミング 現在利用しているAPから他のAPに移動すること。ESSIDが同じなら可能。通信を切らずに移動することが可能。
CiscoのAPなら、ESSIDごとにVLANを振り分けたり、認証設定をすることが可能。例えば、ESSIDがAなら、認証ありでVLAN10に繋ぎ、ESSIDがBなら、認証なしでVLAN11に繋ぐということができる。
自律型APの場合

集中管理型APの場合は、CAPWAPトンネルを利用してWLCと通信。そこで、認証なり、VLANの振り分けなりを行う。
CAPWAP
Control And Provisioning of Wireless Access Points。集中管理型APと無線LANスイッチ間で通信する際に用いる制御プロトコル。このCAPWAPを使用してAPとWLCはCAPWAP接続を行い、無線LANクライアントからデータパケットをCAPWAPカプセル化を行った上で、APとWLC間でやりとりされます。
WLANの作成
GUI操作で、 プロファイル名とSSIDの設定を行う。
WLCの学習
Lightweight APを利用する際には、WLCに学習させる必要がある。そのために利用するソリューション
・
DHCPオプション43(WLCのIPアドレスを通知する)
・
DNSのcisco-capwap-controller
・ブロードキャスト
・静的に設定。
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