CCNA勉強 IPv6について詳しく
IPv4と異なる点
・フローラベルの追加
・ルータでのフラグメント処理(分割)の廃止
ICMPv6
IPv6用のICMPICMP TCP/IPでネットワークの確認応答をするためのプロトコル。
リダイレクトメッセージ 最適なネクストホップをノードに通知するためのICMPv6メッセージ。 エラー通知 パケットが破棄された理由を送信元に通知する機能
近隣探索 同一セグメント上のデバイスのアドレスを調べる機能。MACアドレス解決・ルータ検知・アドレス重複の検知をすることができる。
標準Ping 普通のping
拡張Ping 様々なパラメータ設定ができる。特権モードでしか使えない。
NDP 近隣のデバイスを発見するプロトコル。NSを利用すると、MACアドレスとかを調べてくれる。IPv6アドレスを知るためには、RS、RAを利用する。
NDPによって以下の機能が実現される。
・MACアドレスの解決
・SLAAC アドレスの自動設定(オートコンフィグレーション)
・DAD 重複アドレスの検出
1つのインターフェースに複数のIPv6アドレスを割り当てることができる。
マルチキャストアドレス
アドレスによってスコープ(マルチキャストの範囲)がことなるので注意
説明 | IPv4 | IPv6 |
---|---|---|
全ノード | 224.0.0.1 | FF02::1 |
全ルータ | 224.0.0.2 | FF02::2 |
OSPFのルータ | 224.0.0.5 | FF02::5 |
OSPFのDR・BDR | 224.0.0.6 | FF02::6 |
RIPingルータ | 224.0.0.9 | FF02::9 |
EIGRPルータ | 224.0.0.10 | FF02::A |
NDP
NDPはIPv6向けに開発されたプロトコルで、データリンク層のアドレス解決に使用します。IPv6のARPといったところです。ーNDP の主な機能ー
リンク上にある、近隣デバイスのMACアドレスを調べる。
アドレスに通信ができるかチェック
リンク上にあるルータの検出、パケットの送信先としての設定
SALLC
IPv6に標準で搭載されたアドレス自動設定機能。SLAACはICMPv6のNDPを利用して自動設定を行う。SALLCの有効化 構文 (config-if)#ipv6 address autoconfig
SALLCを有効にすると、RAから受信したプレフィックス(例 2001:10:10::/64)+ 自身のインターフェースID(EUI-64で割り当てられる)でIPv6アドレスを作る。
RS (ルータ要請パケット)
タイプ133 RS:Router Solicitationノードからリンク上にあるルータに向けて、送信されるリクエスト。(ルータの情報を教えて)
ノードがネットワークアドレスやゲートウェイアドレスなどの情報を取得したい場合に、要求パケットとして送信する。
RSはノードが初めてリンクに接続されたときや、ノードの再起動などによってインタフェースが初期化されたときなどに送信される。
RA (ルータ応答パケット)
タイプ134 RA:Router Advertisementプレフィックスを配る。 RS パケットに対する応答パケット。RAはRSによって要求されたとき以外でも、ルータが定期的に出力する。
NS (近隣要請パケット)
タイプ135 Neighbor Solicitation特定のデバイスのMACアドレスを知るための要求。IPv4 の ARPリクエストと同じ。
NA (近隣通知パケット)
タイプ136 NSパケットに対する応答パケット。
RIPng
IPv6で動作するRIP。最大ホップ数は15。スプリットホライズン(送られてきたルータには転送しない)の機能も受け継いでいる。ISP
Internet Service ProviderIPv6を直接、エンドユーザーに割り当てる組織。
フローラベル
IPv6で新しく追加されたフィールド。通信経路の選択・品質保護のために使用。
アプリケーションフローを識別するために使用?
ルーターで特別処理をして、通信経路の選択を行う。
ホップリミット
IPv6でいうTTL。制限時間。パケットが経路可能な最大ホップ数が定義されている。ホップするたび1ずつ減らされて、〇になったらゲームオーバー(パケット破棄)エニーキャスト
グループ内で最も近いデバイスと通信で利用される。 エニーキャストアドレス そのアドレスを指定してパケットを送ると、一番近いノードに届く。リンクローカルアドレス
同一リンク上でのみ有効なアドレス。ノードを接続するだけで、何の設定も無しに通信できるようになる。 IPv6のインターフェースには、さまざまなアドレスが付けられているので、注意する。IPv6とIPv4を変換する方法。
デュアルスタック 一台の機器(デュアルスタックルータ)に、IPv4とIPv6の両方を設定して、通信中に変換する方式。デュアルスタックルートというものがある。トンネリング IPv6パケットに対してIPv4でカプセル化する。
トランスレータ IPv4パケットとIPv6パケットを変換するNAT-PTを使用する。

ループバックアドレス
IPv6のループバックアドレスは『::1』ルータ間でIPv6の通信を行うには
構文 ipv6 unicast-routingEUI-64
インターフェースIDを自動生成する。ホストが持つMACアドレスをもとにして、上位3バイトと下位3バイトの間に0xFFFEを挿入した64ビットで挿入される。
コマンドで設定する際には、IPアドレスの最後に{eui-64}と記入する。
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参考サイト
"ネットワークエンジニアとして"
"TCP/IPとは?通信プロトコルの階層モデルを図解で解説"
"3分ネットワーキング"
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